私立学校を設立して理想の教育を実践したい【やまびこ小学校】

先日、村の中をクルマで走っていました。
考え事をしていて道を間違えてしまったので、回り道をしたところ、偶然とんでもなく素敵な建物に出会いました。
昔の分校だったのでしょうか、小さい建物が二つ。
ストーブの煙突が出ています。
窓は小さく、ガラスがパテで止めてあるような作りです。
この建物で、小学校を作りたい。
この瞬間にインスピレーションがわきました。

私立学校をつくりたい
公立学校に勤務して30年。
若いころから、教壇に立つとドキドキしていましたが、30年経っても同じでした。
何を話そうか、子どもの変化や反応を期待しながら、朝、教室に行くのが楽しみでありました。
しかし、だんだんに学校への不信感が増大し、先生の権威もなくなってきたように感じました。
それもそのはず、先生よりも優秀な保護者達がいますから。

学校に期待することが少なくなって、仕方がないから行っているような感じでしょう。
今の学校は、先生が頑張ってもかえってくるものが少なく、時間外労働が重なって、ブラック企業のような状況。
しかも残業手当は出ません。
朝早く行こうが、夜遅くまで仕事をしようが関係ありません。
病気になって休まざるを得ない先生たちも多く存在します。
勉強以外にもやらなければいけないことが多すぎて、相当なマルチ人間でなければ、仕事はこなせません。
安定した仕事ではありますが、やりがいを見出すのはなかなか難しいと思います。
公立学校の宿命として、教育委員会の言うことを聞かねばならないし、指導要領やさまざまな決まりにがんじがらめにならざるを得ません。
そこで、自分の教育方針を貫いて、子どもを育んでいくことには限界があります。
だからこそ、今、自分の学校をつくりたい。
そう思い始めています。
これから、理想とする教育の形を考え系統化して、実践できるように骨子を組み立てます。
もちろん自分だけでできる事ではありません。
物的にも、経済的にも、人的にも支援や協力、応援が必須です。
学校の方針
自分の理想とする学校で育てたいことはいくつかあります
それは公立学校ではできないことでなければいけません。
まだまだまとまりませんが、5年くらい考えて準備できたらと思います。
理想とする子ども像
まだまだまとまりませんが、理想を書き留めていきたいと思います。
①自分で考え、よいと思ったことを実践しようとする子
人から言われたことも、まずは自分で考えて、よいと思ったことを実践させたい。
自分が良いと思ったこと、良かれと思ったことが必ずしも正解とは限らないが、失敗したらその失敗から学べばよいから、失敗もOK。

②広い世界的な視野を持つ子
ワールドワイドな視点を持って、近視眼的にならずに物事をとらえていくことは大切。
「自分さえよければ、自分の家族さえよければ、日本さえよければ、、、。」
このような考え方は、誤解やいさかいを生む元になってしまうことを伝えたい。

③今を生きる価値が分かる子
いま生きていることの不思議さや尊さに気づかせたい。
性教育も、そのような視点から段階的に学習させたい。
今を生きることの意味を考え、覚悟を持って毎日を精一杯生きられるようにしたい。
命は大切だが、最も大切なものなのだろうか?
私にも断定できないが、命よりも大切なもの(こと)は、存在するのではないかとも思う。

④生きることを肯定できる子
どんなにつらい境遇でも生きることを前向きにとらえ、肯定的に積極的に生きる子にしたい。
生まれながらに資質や経済的な状況は、人によって異なるので、人を見てうらやましがっても意味はない。
自分も、もうすこし○○だったら、と思うことはあるが、どうにもならないので、ずっと考えてきた。
後ろを振り返らずに、前を見ようと思う。

⑤自律を志す子
自律と他律の問題については、若いころ校長と議論を戦わせたことがあるが、その校長の話では、他律を仕込まれてはじめて自立できるのだとのこと。
自分はそうではないと思ったが、、、。

⑥感謝の心を持てる子
近頃は、日本が豊かになったせいなのか、豊かなことが当然と思い始めている人が多い。
感謝する気持ちが薄れてしまっている。
そう感じるのは、私だけではないはず。
自分たちが豊かな生活をしていられるのは、それを支えてくれている人がいるから。
お金を払うから何をしてもいいという考え方も間違っている。
いつも生かされていることに感謝をした方が良い。
もちろん食べ物にも感謝。
肉を食べたら命をいただくと思わないといけない。
宗教じゃないけどね。

学校設立の課題
学校をつくるにあたってさまざまな問題があります。
理想があっても、現実はそう簡単ではないはず。
①建物の問題
学校というからには、建物や運動する場補が必要です、
きっと法律にも大きさや広さが規定されていると思います。
大きな建物を持っていないので、必然的に借りることになります。
またここでも費用の面で課題です。
②人材の問題
私の考える理想に共感してくれるスタッフでなければいけません。
これは最も大変な作業かもしれません。
③資金の問題
いくらくらいかかるのか、全く未知の領域です。
ネットで調べたらわかるのでしょうか。
学校として認められれば、補助金が出るんでしょうが、あまり施しを受けたくないので、私塾のような感じが理想です。
④法律の問題
教育基本法で、さまざまなきまりが決められているはずです。
詳しくはよく知らないことが多いので、勉強が必要ですね。
⑤子どもの人数の問題
いくら少ない方がいいと思っても子どもが数人では、学校として機能しません。
チームプレーも出来ませんし、自分より優れた人に出会う確率も下がります。
人集めも大変な問題。
おわりに
いま息子は1歳。
この子を公立学校に行かせるのは、いいのですが学校のことを知っているだけに、心配なこともあります。
なかなか頭の痛い問題です。
こちらもいかがですか?
学校教育の課題
参考にしている本はこちら。
人生の悲劇は「よい子」に始まる―見せかけの性格が抱える問題 (PHP文庫) | 加藤 諦三 |本 | 通販 | Amazon
自分の住んでる地域でも大昔はいくつか小さな学校があったみたいです。村や町のサイズや価値観が今とは違ったんだろうなぁ…
小さくも新しい学校…なかなかクリアしないと難しい課題はいっぱい有りそうですね…
うーむ。
難しい問題です。
小さな田舎の学校っていいと思いますけどね。
今後、日本人人口の減少や賃金の低迷減額、都会と田舎の二極化がいっそう進んで行くとは思います。
車も2030年半ばには全て電気自動車に…なんて地方の事何にも考えてない法案も出てますからね。ガソリン税に代わる走行税案なども出ていてお金持ちでないと車を所有する事もいっそう厳しくなるかと思います。…ドライバーが減れば台数も減るから余計に税金で奪ってく事でしょう。
既に自分の行ってる現場でも車を所有してない若者や女性がチラホラ居ます。
時代が進み、普段の足が不便になって行けば、小さな分校や何かがまた復活するかもですね。
小さな商店とかも。
でもこの少子高齢化の波…うーむ。
国がお金持ちになっても国民が貧困って最悪な方向は避けれればいいのですが…いや、もうなっているのか。
いつの時代も、資産を持たない庶民は苦労していたと思われます。
でもその中に、ささやかな幸せを感じて、たくましく生きてきたわけです。
自分も、ささやかな幸せを糧にして、励みにしていくつもりです。
金持ちになったらとんでもない人生に革てしまうかも。