マズローってご存じ??

歳を重ねると、経験値が上がるため、めったなことでは「面白そう」と思わなくなってきます。
宮崎県知事を務めた「そのまんま東」も、芸能界にいて面白い事がなくなって、政治の世界に入ったと聞きます。
もちろん大学も行って、猛勉強したのでしょうが、、、。
何かをしようとしても「先が見えてしまう」ために、やる気が失せます。
自分も若いころは、自転車で輪行して日本中をまわったり、ハーレーに乗って旅をしたいと思ったりしましたが、今はどうも面白くありません。
どんないい物を買っても、物自体の出来には感心しますが、人に見せることで複雑な気持ちになります。
「自分はこんないいものを使っているんだぞ。」
「自分はこんなすごいことをしたんだ。」
人に見られたいとか、自分をアピールしたいとか、自分の価値を認めて欲しかったから、人に承認されるために「~したい」と思っていた節があります。
動画やブログを見ても、ほとんどの人たちがその類です。
心理学者のマズローという人が提唱した人間の発達段階があります。
ちょうどピラミッドになっていて、広さはその欲求の強さを表しています。
下の方の低次の欲求が満たされないと次の段階にすすめず、人間的に常に欲求不満の状態になるという説です。
先生や親や社会は、自分たちが自己実現できていないので、自分より優秀で次の段階に進もうとする人の邪魔をするそうです。
そんな人がものすごく増えているらしいんです。
(詳しくは、一番最後にあるURLで、詳しく説明されています)
マズローの説では5段階の上から
・自己実現欲求
これが一番高次の欲求です。
さらにこの上に、超越というのがあるそうです。自分のためでなく人のために行動する「利他」の境地でしょう。
ここから下は、何かが足りないと感じて行動する「欠乏動機」から来る行動です。
・承認欲求
人に認められたいと思う欲求です。「あなたがいないと困る」「あなたが必要だ」「あなたは、がんばっている」「あなたに感謝している」などという人からの評価を求める段階です。
この段階の人、すごく多いんじゃないかと感じます。
・社会的欲求(所属欲求)
家族や会社、そのほかサークルやグループ菜などに属したいと思う欲求です。
・安全欲求
安全な寝床や、すみかを確保したいという欲求です。
・生理的欲求
食べたい、飲みたい、ウンチしたい、寝たい、など人間の最も基本的な欲求です。
生理的な欲求が満たされていなければ、まともな人間関係は保てませんし、仕事だってできるはずがありません。
食べ物や、住むところが確保されていても、どこかに属していないと、人間は一人では「孤独感」に押しつぶされてしまいます。
人に感謝されたいがために「いい人」を演じているのは「承認欲求」が足りないせいでしょう。
そう考えると、いい服を着たり、いいクルマに乗ったり、化粧をしたり、ピアスを付けたり、外国に旅行に行ったりするのは「承認されたい」というアピールなんですね。
誰にも会わないところでするのなら別ですが、人のほとんどの行動は、こういった欠乏動機から生じるものだと思うと、悲しいやら、恥ずかしいやら、複雑な気持ちです。
ブログや動画を発信するのも、ちょっと「承認欲求」入っていますね。
人のためになるブログ・動画を発信していると思っていても、中身はそれほどではないですからね。
自分は、誰の承認もいらないと思い込んでいましたが、「わかってほしい」という気持ちは、少なからずあります。
自分は、どこにも所属しなくていいとも、思い込んでいましたが、ちゃんと地域のコミュニティーに属している一員なんです。
「自己実現した」
と40過ぎの頃に思っていましたが、それは錯覚でしたね。
とんでもない俗物ですし、自分の事しか考えていない利己主義者です。
人のために、何かをなそうなんて思ってもいませんし、自分だけで精一杯です。
見返りを求めずに人に奉仕できるようになるまでには、まだ50年くらいかかりそうです。
ただ、ブログを発信する事で、読む人に、
「なるほど、こんな方法があるのか。」
とか、
「こういう世界もあるんだな。」
とか、
「こんな生き方も面白いね。」
「こんなこともアリ?」
などと思ってもらえたらいいです。
ちょうど、長老が昔話を若者たちにするように、、、。
自分の…大部分の「先輩達」には「お前には出来ない」「やめておけ」と言う人達がほとんどで、恐らく自分もその術中に嵌まって今日を生きてますね。
これからの人達に「これからこんな苦しみが有るんだぜ…くひひ」って思うのは自分の人生をも否定してる様に感じるので、出来る限りこれから頑張る人達を応援したいですね。
若い人達に「頑張れ!ばかりでアンタ何にもしてないじゃん!」って言われおうが、「ごめんね、ごめんね…でも、頑張れよ!」って声をかけて行きたいですね。
…価値観は変化してるけど、俺達ゃ生きている。
…とかなんとか。
先輩や上司は、自分より優れた人の存在を煙たがりますからね。
本当にすごい人は、その人といるだけで、引き込まれ、一緒に向上させられてしまうオーラというかパワーというか、そういう魅力を持っているんです。
ひとつのことに夢中で、悪だくみや、出世なんか二の次だったりします。
ある意味、子どもの頃のハートを持ち続けているというのでしょうか。
実に魅力的ですね。
そういう人に、ワタシハナリタイです。
…引き込まれる人の持つ「目」は思わずこちらが目線を避けてしまう目か、恍惚に奪われる様な「目」をしてるそうですね。…目線って大事な事の様に思います。
子供の頃のハート…両津勘吉みたいな人かな(笑)
人を巻き込み最後は「駄目だコリャ」的なツッコミが入りそうですが、時として「真(芯?誠?眞?…どれだっけ?)」を付く発言したり。
両津勘吉は人を小馬鹿にする事はあっても裏切る事は無かったと思います。…こち亀ファンではないんですけどね(笑)
老若男女、年齢問わず「一緒に育つ!」っていうのが本来の在り方なんかもしれませんね。
ヒトを生かす。…我々の課題ですね。
両さんみたいなバイタリティーがあれば、怖いものなしですね。