世の中にたえて桜の無かりせば、、、【桜の花が満開です】

雪が解けて、朝夕も、それほどの寒さではなくなってきました。
ココは標高が1340m。
100mごとに約0.6℃下がる計算だと単純計算でも約8℃低いことになります。
ふもとの町のようにサクラは咲いていません。
樹木には、高度限界があるようです。
白樺がちょうどいい高さのようです。
もみの木もなかなか見つかりません。
もう少し上がったところにはもみの木がたくさん生えていますが、ここはカラマツ林の中です。
家から見えるところに桜の木があったらいいなあなんて思いますが、熊が実を食べにくるようです。
ですから果物の木を植えようものなら、野生動物が集まってくるでしょう。
リンゴの木があったらいいなあなんて思ったりもしますが、、、。
危険を伴いますね。
古の時から、さくらは日本人の心をとらえてきました。
美しさと、散り際の潔さ。
華美でなく、上品な花です。
歌人たちも多くこの桜という花を題材にしています。
世の中に絶えて桜の無かりせば
春の心はのどけからまし 在原業平
訳【この世に桜の花がなかったら、春を過ごす人の心はどんなにのどかでしょう。散ってしまうのをこんなにも気にしてしまうから。】
願わくは花の元にて春死なん
この如月の望月の頃 西行
訳【こんな桜の咲くころに、桜の下で寿命を迎えたいものだ】
旧暦で二月(如月)はちょうど三月の終わりごろから四月頃なんでしょうね。
この2つの和歌がものすごく好きですね。
他にもいろいろあるのでしょうが、、、。
薪をもらいに
今朝も、小布施町の農家さんから切り株を貰ってきました。
乾燥させて薪にします。
きちんと使えるまでには2年くらい乾燥させます。
気の長い話ですね。

この木はサクランボかリンゴの木だと思います。
何日か前に貰った枝などは、プルーンだそうです。
今は白くて可愛い花を咲かせていました。
今年は、あたたかくて花が早いらしいです。
中塩のしだれ桜
途中で、立派な桜の木を見かけます。
「中塩のしだれ桜」
村の中には、何本かいい桜の木があります。
そのうちの一本。
駐車場もあって、見に来る人をウエルカムです。

なかなかの古木です。
そしてなかなかの大きさ。

今日は雨でした。
しだれ桜がより枝垂れているようです。

個人的にはしだれ桜はあまりいいとは思いませんが、きれいであることは間違いない。
昔の人も、この花を見て「春が来たなあ」と感慨にふけったことでしょう。
そう思うとなお一層美しさが増しますね。
家具工房
その駐車場の中には、家具の工房があります。
これも雑誌KURAに乗っている職人さんの工房です。
なかなか個性的なイスなどを作っています。
ココの建物は、昔の小学校の分校のようでした。
以前いい建物を発見したという所です。

なかなかいい感じの建物です。

素朴な味わいです。
記念碑も立っていました。
山田村政記念の碑でした。
字は、鳩山一郎の筆。

近くには大きな杉の木。
でもそれほどではありませんね、50歳くらいかな?

近くにスイセンも咲いています。

もう咲き終わったような梅でしょうか?


ふもとは桜が満開です。
でも家の周りには、まだ雪がこんなに残っています。
