学校の裏側教えます【誰も知らない学校の秘密】

30年小学校に勤務していました。
勤めていた私にとっては普通の事でも、内情を知らない人が聞くと、驚かれることが多々あります。
そんな情報をお知らせします。

学校の組織の秘密

公立小学校の話ですが、地域によって異なりますが概ね同じようだと思います。
働く人は、先生と呼ばれる人とそうでない人に分かれます。

先生【勉強を教える資格を持つ人】

先生・・・校長、教頭、教諭、養護教諭

校長と教頭は「管理職」と呼ばれ、他の教員に指導、助言、叱責を与えることができます。
管理職になるには、特別な試験があるようですが、私は経験がありません。

教諭は勉強を教える先生で、クラス担任を持つ人と専科で教える人に分かれます。
音楽の先生は特殊技能が必要ですので専科の先生が中高学年の音楽を持つことが多いです。
専科には「音楽専科」「図工専科」などがありますが、低学年では一人の担任がすべての教科を教えます。

教頭先生も何時間かは授業を受け持つことがあります。
国語や算数では時数【持ち時間】が多くなりすぎてしまうためほとんどは「書写」です。
なぜ教頭先生が授業に出るかというと、低学年を担任する先生と高学年の先生の間に授業の持ち時間に差が出てくるからです。

1年生はたいてい4時間授業で5時間授業の日が少しあります。
合計で週に22時間くらいです
6年生になると、毎日5時間で6時間授業も何回かあったりしますので、27時間。
同じ先生なのに、一週間に5時間も多く授業をしなくてはならない不公平を是正するために4~5時間くらいを他の先生に受け持ってもらうのです。
ふつうは音楽で2時間、書写で1時間ですね。
1年生の先生は音楽も書写も自分でやりますから、だいたい公平に近くなります。

教務主任

「管理職」を目指す人が必ず通らなければならないのが「教務主任」という役職です。
これは誰もがなれるわけではなく、上を目指す先生が学校の仕事や事務手続きを覚えるために勉強する機関として、上(管理職)から選任されます。
「教務主任」も授業を受け持ちますが、やはり時数の少ない「書写」や「理科」「社会」などが多いようです。
得意な分野で「図工」や「体育」を担当するなんていう人もたまにはいますが、まれです。

いつも教頭先生のそばにいて、補佐をします。
職員会議の準備(職員会議の資料を印刷したり閉じたりする)や卒業式や入学式の事務仕事を受け持ちます。
子どもといつも一緒にいたい人は無理です。

養護教諭【保健室の先生】

勉強を教える以外の先生としては養護教諭がいます。
いわゆる保健室の先生です。
こちらも養護教諭の免許が必要です。


時々、保健関係の指導を担任と一緒に行います。
生理の事前学習や、たばこの害、給食の栄養指導、歯磨き指導などです。
遠足や修学旅行などには必ず参加しなければいけないのは、かわいそうですね。

先生以外【免許は不要】

先生以外では、事務職員、用務員、給食事務員がいます。
事務職員は、お金や書類に関することを担当します。

用務員は、学校の清掃や来客への対応、ゴミ出し、などが主な仕事です。

給食事務員は、給食が学校に届いたらそれを各階に運んだり、返却したりします。
給食費の支払いに関する事も仕事のひとつです。

 給食あれこれ

学校の給食はだいたいクラスごとに食べます。
担任を持たない人、校長、教頭、教務主任、保健の先生、事務職、用務員、給食事務員は、職員室や空いている部屋で一緒に給食をとります。
中でもかわいそうなのは、「検食」といって、給食に何か問題がないかどうかを調べる仕事です。
たいていは「教頭」が行うようですが、一人で先に食べてしまいます。
子どもたちが食べる前の毒見ですね。

ちなみに私の好物は「クジラ」でした。
昔は給食に「クジラの竜田揚げ」が出ていましたよ。
美味しかったなあ。
脱脂粉乳も、ものすごく好きでした。
がぶがぶ飲みました。
最後の方は茶色の粒が底に残っていたっけ、、、。

無理矢理に食べさせる先生の秘密

私は苦手なものがなかったので、給食で嫌な目にあったのは一回きりでしたが、昔の先生は「給食指導」と称して、無理矢理に子供に食べさせるようでした。

もちろん最近でも、まだ存在するかもしれません。
あれは一種の拷問です。

時間が来てもずっと休み時間、掃除の時間食べ終わるまで何もやらせてもらえません。
スプーンの入れ物に残った食べ物を入れられて困っている友だちもいましたね。

それでその先生は、自分が子どもたちにたくさん食べさせて残菜(残した食べ物)が少ないことを吹聴したりしますから始末に負えません。
もう学校を離れて5年以上経ちますが、そんなことがなくなっていることを願います。

食事は楽しくいただきたいものです。

給食費の滞納

家が経済的に大変で、給食費を支払えない家庭があります。
私が子どもの頃は担任の先生に渡しましたが、最近は引き落としです。

引き落としができない、つまり残高が足りないと給食事務の担当者がその家庭に手紙を出します。
督促状です。
私はこれを子どもに渡すのが嫌でした。

中身にはどんなことが書いてあるのかわかりませんが、いい手紙ではないことは子どももわかっています。
そんなことは子どものせいではないから、、、。
給食費も全額無料になってほしいですね。

給食費の悲しい事件は過去のブログにて、、、。
私的教育論①【思いやりの大切さ】

クラス編成の秘密

私が小学生の頃は、1~2年は持ち上がりで同じ先生でした。
今はいろいろな問題があるらしく、毎年変わるのが普通になってしまいました。
問題というのも、いろいろあって難しいのです。

先生の問題

先生の教育方針に一貫性がなかったり、特定の子にちやほやしたり、差別的な発言をしたりなど、先生の資質に問題がある場合です。
親から苦情がきたり、隣のクラスの様子と比較されたりして、クラス替えを要望されるケース。
人間ですから合う合わないは、あるでしょうけど、仕事ですから割り切らないとね。

子どもの問題

子ども同士が、うまくいかなくてトラブルを起こしたり、また、過去に同じクラスでトラブルを起こしていて家庭と家庭が犬猿の仲になっている場合。

親の問題

昔から文句ばかり言う保護者はいましたが、この頃はどんなことでも主張していいと思っているのか風当たりが強いです。
親が家で「あの先生はちょっと、、、。」
と言ったりすれば子どもはそう思い込んでしまいますから。

クラス編成のやり方の秘密

クラス編成は、4月の初めに第1回職員会議の中で決定した学年の担任が最後には決定します。
けれども元の資料は前の年に担任した先生らが、話し合って組み分けしたものです。
学力、運動面、リーダー性、人間関係などを考慮してクラスの数に分けます
ですから、3クラスあるとすると元のクラスでまた一緒になるのは3分の1の友だちということになります。

一人ひとり名前の後に学力、運動、リーダー性、そのほか備考の欄があって、その短冊を3クラスなら3つに分けていきます。
分けたものを3つ合わせるのですが、この子とこの子はぶつかるとか、親同士が仲が悪いとか、双子も出来るだけ違うクラスにしたりとか、配慮する項目が大変多くなります。

これだけ苦労して分けても、いい子を選んで担任しようとする輩も見たことがあります。
こっそりとすり替えたりしていたような感じでした。

学年主任とそのほかの先生の秘密

クラスがいくつかあると、リーダーが必要になります。
たいていは年長者が任命されるのですが、そうでないこともあります。
普通は学年のリーダー(学年主任)は1組
遠足や林間学校などでは1号車のバスに乗ります。
だいたいしっかりした人が学年主任を任されますね。

担任が子どもたちをクラス分けするのと同じように、管理職である好調教頭が、6年生はこの先生とこの先生で、、。
などと頭を悩ませているのでしょう。

先生の給料の秘密

先生の給料は、なんだか表があって年齢と勤続年数で決まってしまうようです。
私は大学に入るのに2年間。
大学には5年いましたので(医学部でもないのに)ストレート組よりも3歳上でした。
ですから、一緒に入った仲間よりも相当給料はよかったです。

給料は毎年5000円くらいずつ上がります。
ボーナスは1年間に給料の2月半ぶん出くらい出ていたかな。
バブルの頃は、いよいよボーナスの袋が立ちそうと思ったくらいです。
でも、一般の会社の給料のベースアップを考慮して上げ下げしているのでそれほど貰える仕事ではありません。

安心安全、地道が大切な人には公務員は最高ですね。
能力がある人は、
「出る杭は打たれる」
のことわざのように、意地悪されるようになるかもです。

私の息子も小学校の先生を目指していますが、ちょっとかわいそうですね。
それほど割に合う仕事ではないし、自分のミスでなくても謝罪しなければならないことが多すぎます。

息子にあてたブログはこちら
先生になりたい君へ

先生の夏休み、冬休みの秘密

子どもが学校に来ない夏休みは、ずっと休みなんだろうと思っていました
先生になりたての頃は、わりと夏休みが長かったように思います。

なぜかというと、普段休めないからですね。
先生には、1年間に最大で有給休暇が20日あります。病気などで休む場合はもう20日とることができます。
先生たちは「年休」といっていますが、年次休暇のことです。

子どもがいる時間は「年休」は取れません。
ですから長期の休みに長くとるしかないのです。
管理職は、計画的に年次休暇をとってくださいと言葉では言います
でも実際問題として、とれません。
病気やけがで相当な時間がかかる時だけでしょうね。

もちろんこの他に忌引きは取れます。
春休み【3月の終わりから4月8日くらいまで】は、まったくありません。
教室の掃除引っ越し、入学式の準備、始業式の準備、1年間の指導計画づくり、学級だよりをつくる、保護者会の準備、遠足の下見、自分の分掌の年間計画の見直しなどで、休みは取れても2日でしょう。

分掌(分掌)とは、担当する教科や領域のことです。
私がよく任されていた分掌は、「図画工作」「特別支援教育」「安全教育」「人権教育」でした。
どれも、ゴールがはっきりしないので、1年間の計画を作るのが大変でした。

先生に当たりはずれはある?の秘密

ズバリ先生に当たりはずれはあります
外れたら子どもはかわいそうに1年間ずっと我慢するしかありません。

一番のはずれは子どもの頃のことを忘れてしまった大人の先生
おばちゃん先生も外れが多いです。
感情で行動する生き物だからでしょうか、、、。
新任の先生も大外れです。
何も経験がないので、クラスはあれるし、授業は進まないし、ミスが多いに決まっています。

ブログにも書いたことがありますが、3年くらいしっかりとした先生について担任の仕事を学んでから担任を持たせた方がいいと思っています。
大学を卒業してすぐに、先生ができるとは思いません。
教育にもっとお金をかけないとね。

職員会議の秘密

毎月、月末に職員会議が開かれます。

内容は主に、翌月の行事についての確認です。
でも中身はほとんど決まっていて、細かい分担について確認するだけなんです。

職員会議の前に管理職などのお偉方と、行事の担当者などで「企画委員会」が行われて、中身は吟味されています。
何年も教員をやっていれば、毎年行事はほとんど変わらないので、資料をくれればいいだけのものですが、新任の先生や、他の学校から転任してきた先生のための確認ですね。
このために90分くらい時間が無駄になります。
その時間教材研究をしたらいいのにと思います。

教材研究とは、授業のためのものを用意したり、プランを練ったりすることです。
ただ黒板で説明するより、わかりやすくするためです。
子どもに応じて、プリントを用意したりします。
早く終わってしまう子には何倍もの課題を用意しておきます。
「君には10枚用意したよ!」
「計算が得意だからね。」
などと声掛けをすると、いやそうな顔をしますが心底では、期待されていることが分かるのか、うれしそうに懸命にやります。

職員会議でよく問題になったのは、「君が代・日の丸」の件です。

「君が代」は、なぜいつまでも議論になるのか | 国内政治 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準 (toyokeizai.net)

組合の秘密

公務員は、組合を作ってストをしたりしてはいけないことになっていますが、どうなんでしょう。
学校にもよりますが、組合に入っている先生がいました。

教職員組合といって、先生方の職場の労働条件を良くするためにたたかってくれていました。
その先生たちが、職員会議の時に発言したり、お願いを残したりします。
よく見られたのは、入学式や卒業式の時の「君が代・日の丸」について
君が代を歌うことを強制しないでほしい。
とか、日の丸を揚げないでほしい。
などという要望を出していました。
これはそのうちに法律化されてしまったので、たちぎえになってしまいましたが、、、。

学校によっては、組合は「分会」という名前でした。
私は若いころから、誘われたことが一度もありませんでしたが、、、。
宗教の勧誘みたいな感じですね。
心が弱かったり、まじめだったりすると理詰めで攻められて、結局入ってしまうことになります。
私が入ったら組合がダメになると思ったのでしょうね。

宿題の秘密

私は宿題をあまり出しませんでした。
親たちからはもっと宿題を出してくれという要望はありました。
子どもに勉強させたかったんでしょう。
でも考えてみてください。
子どもは朝から午後まで、ずっと学校にいて勉強しているんです。
いわば子どもにとって勉強が仕事のようなものです。
親は仕事から帰ってきて、家でまた仕事をバリバリしますか?
たいていはくつろいで食べたり飲んだり、テレビを見たりします。

子どもに、家に帰ってから勉強を強いるのは酷です。
好きな子は、自分から興味のあることについて本を読んだりします。
そうでない子は、遊ぶのに夢中になるでしょう。

子供に勉強させたかったら、家庭で親も勉強しなくてはダメでしょう。
自分たちだけテレビのバカ番組を見て、子どもにだけ宿題で机に縛り付けるのはいけませんね。

また、子どもには能力の差がありますから、一律に同じ量の課題を与えるのもどうかと思います。
5分もかからないで終わらせる子も中にはいるでしょうが、何時間たっても出来ない子も存在します。
その子にとって、宿題はただの罰のようなものですね。

ですから、私は、子どもに出す宿題は少し。
「友だち3人以上と外で遊ぶ」
なんていう宿題も出しました。
子どもたちは約束しあって、うれしそうでした。

学校の勉強がすべてではないので、子どものうちに友達と遊んだり、他学年の子と遊んだりすることも大切に思います。

家の手伝いもそうです。
宿題に「食器洗いを手伝う」
とか、
「うわばき洗い」なんていうのも出しました。
子どもに手伝わせると、かえって時間がかかったり、汚したりしますが、これも勉強ですね。

「いろんな種類の枯葉を10枚集める」なんていうのも面白かったです。

学校の裏側教えます【誰も知らない学校の秘密】” に対して3件のコメントがあります。

  1. BLACK EYE より:

    …これから教員を目指す人に読んで貰いたい内容ですね。

    小学生低学年の頃、用務員の先生(厳密には先生では無いのですね笑)がひょうきんで子供目線で話をしてくれるのが楽しかった…有る時、見なくなったなと思ったら体を壊してしまってたらしく、それっきりだった思い出。…他にも健康を損なってしまう先生もいらっしゃいました。

    土曜日が…こちらではあまり聞かない言葉ですが所謂「半ドン」で早く帰れるのが楽しかった。週の終わりと感じられて、日曜日より待ち遠しい曜日に感じました。…終わって帰って「女の60分」と「スター誕生」を観るのが好きだったw

    …三・四年生の頃だったかな?土曜日は三時間授業だったのが、一時的に二時間授業だった時も有って、その頃は「なんでなんだろ?」とは思っていたけど、教員の方々の労働時間の長さが問題ですよね…今は土日休みとなりましたね。

    …子供のエネルギーは凄まじく、そのエネルギーを良い方向へと解放してあげる事は大変な事と思います。…これを闇とみるのか光とみるのか…

    鯨の竜田揚げ(笑)…美味しそうです。自分の時代の給食に出た事あったかな?忘れちった…姉達は出たと言ってましたね。そう言えば。
    …調査捕鯨で水揚げされた個体を頂けたんですかね?
    給食も地域性が有って面白いですよね〜給食カレーも牛乳に入れて飲む「ミルメーク」も好きでしたww献立表観るのも楽しみでした!

    1. match より:

      ミルメーク懐かしいですね。
      給食のネタだけでも結構盛り上がりそうです。
      ある程度の年齢のひとなら、、、。

      1. BLACK EYE より:

        絶対に盛り上がるネタですよ!

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