昔の遊び【再考】子どものうちはたくさん遊ばないといけません

忘れないうちに、昔遊んだ遊びを書き残しておこうと思いました。
もっとたくさんあるとおもいましたが、思い出せない事も多くて、困りものです。
子どもたちに伝える必要があると思うのですが、、、。
【外遊び】
外遊びが中心です。
雨が降ると、友達と遊べなくなるので、仕方なく家にいました。
小雨なら、雨宿りして遊んでいましたが、、、。
ギャンブル性のある遊び
めんこ
めんこにはいくつか種類があって、丸めん・四角めんがありました。
丸めんは、どんな大きさでもよかったのですが、四角めんは、大きさによって遊び方が異なります。
負けたら、今まで自分のものだった大切なめんこが、他人のものになってしまいます。
まさに、ギャンブル。
丸めん

丸めんは、段ボール箱のようなものの上で遊びます。
参加者は自分の丸めんを一枚、場に出します。
ジャンケンで順番を決めて、スタート。
箱の下に落とせば、もらえますが、自分のめんこも落ちてしまうと、もらえません。
やっていくうちに、箱のぎりぎりの所に移動されてひやひやします。
上手くはじき出せるように、丸めんの一部を数ミリ折り曲げるのもアリです。
しかしこの方法は、もろ刃の剣。
自分が狙われた時には、その折り曲げたところに当てられる可能性が高くなるからです。
大きさは、自由ですが、大きければ大きいほど価値がある(値段が高い)ので、狙われやすくなります。
威力は大きいんですけど。
四角めん
四角い小さいめんこは「ちいめん」と呼んでいました。
一枚ずつ置いて、順番に地面にたたきつけて、裏返されたら、取られてしまいます。
裏返したら、もう一回チャンスが与えられ、何度も繰り返し自分の番として、チャレンジできるルールです。
だから、うまくなると、何人ものめんこをたった一回の順番でせしめることができます。
取られたら、すぐにもう一枚を地面に置かなくてはなりません。
下手をすると、自分の番が回ってこないうちに、持っているめんこがなくなることもあります。
全部取られて、なくなることを「パイラ」と呼んでいました。
「パイラ」にされたら、泣き寝入りをするか、家に戻ってもう何枚かを持ってくるか、新しいのを買ってくるかのどれかです。
いくら泣いても、負けて取られたものは戻りません。
ここでぶざまなことをしたり、親に言いつけたりすると、二度と仲間に入れない掟があります。
私も就学前は、ずいぶん貢ぎました。
おかげで強くなりましたけど、、、。

これはもう少し大きいサイズの「中めん」です。
ちゅうめんは、地面にたたきつけるのではなく、手で上からたたいて風を起こし、風圧で裏返します。
これも、練習が必要です。
初めてやっても、全くびくともしません。
はじめに何枚か(5枚くらい)出し合い、裏返ったらもう一度できます。
裏返っためんこが、重なっていない時、2枚を指2本でつなげられたら、その2枚は自分の物にできます。
後述の「パンチ」も同じようなルールです。
四角いめんこは、東京の四つ木という町で遊んでいました。
埼玉に引っ越すと、四角いめんこはだれも知らなくて、丸いめんこばかりでした。
ベーゴマ
ベーゴマもギャンブル性高いですね。
勝った時にポケットがずっしりと重いのがまた、いい気分。
ヒモのまき方にも、たんこぶを一つ作る「ちんこ巻き」と二つ作る「オッパイ巻き」がありました。
自分はひとつの方でしたが、平べったいベーゴマの時にはいいんですが、背の高いものではまきにくかった記憶があります。
強い人のベーゴマは、バランスが良く整えられていて、工場で機械削りしたんじゃないの?
と思うくらいに精巧に出来上がっていました。
おはじき(きしゃご)
これは、テーブルの上で滑らせるおはじきではなくて、手の甲にのせて投げ上げて、掴むというおはじきです。
たくさん持っていたのですが、引っ越しの時になくなってしまいました。
捨てられたのかもしれません。
200個以上あったと思いますが、今となっては、どうにもなりません。
ガラスでできていて、500円玉くらいの大きさでした。
厚みも結構ありました。5mmくらいあったかな。
子どもの手では7個くらい掴むのがやっとでした。
ルールは、簡単です。
何人かで遊ぶ時には、一人3個とかを出し合います。
この数は、互いの了解のもとに決められます。
ジャンケンをして順番を決めます。
技の難しさは、いくつかあり、年少者や、弱い人、慣れない人と勝負する時にはハンデが与えられます。
ジャンケンで勝った人から、おはじきを全部にぎって投げ、手の甲にのせます。
のらなかったり、規定数に達しない場合は、順番が移ります。
技は以下のようになっています。
1段(上)
手の甲にのせたものを投げ上から掴む。
甲にのせた分を一つでも落としたら失敗です。
2段(上・下)と(上・上)
二つ以上のせたおはじきを2回に分けて掴む技です。
これには2通りあって、上から掴んで、残りを下で受ける(上・下)と
2回とも上から素早く掴む(上・上)があります。
後者の方が難しいです。
同様に
3段(下・上・上)(上・上・上)
4段(下・上・上・下)(上・上・上・上)
5段(下・上・上・上・下)
と難しくなっています。
これ以上できる人を見たことがありませんが、世の中にはいるのでしょう。
文字で説明するのは、限界がありますので、動画をのせようと思います。
これは4段の技。
下・上・上・下の順に取ります。
手の甲に4つ乗せるだけでもなかなか難しいです。
これができれば、お好み焼きやホットケーキなどをひっくり返すのなんて簡単!
パンチ

牛乳のキャップで遊ぶのが「パンチ」です。
この「パンチ」をやるために、牛乳屋さんに足しげく通って、キャップを集めました。
今では、プラスチックのキャップになってしまいましたが、やはり紙でないと、、、。
遊び方は「中めん」と同様ですが、裏返しにするときに、「パンチ」と言わなければしけません。
「ぷう」でも「ふう」でもいけません。
「ペンチ」くらいは許されます。
笑ってしまうと、空気が漏れるので、相手の番の時には、変なことをしたり、バカなことを叫んだりするのがポイントでした。
危険性のある遊び
子どもは結構危険な遊びが好きです。
それで大けがしたりもしますが、男の子には必要かなと思います。
釘差し
釘を地面に立てます。
2人で戦うので、2本立ちます。
ジャンケンで先攻を決め、勝った方から地面に釘をさしていきます。
うまくささったら、はじめにさしてあった穴とうまく刺さったところを直線で結びます。
これを繰り返して、相手を動けなくしたら勝ちです。

刺さらなかった場合は、攻守を交代します。
五寸釘が一番いいのですが当時は、なかなか手に入りませんでした。
時々地面にはじかれて、くぎが顔にとんできたりしました。

吹き矢
子どもの頃は、ただ飛ばしていただけでしたが、大人になってからは、矢の先に釘を仕込んだり、ボンドを埋め込んで重くしたりして、威力は半端ではなくなりました。
少年ジャンプに吹いて、何枚通せるかなんていう遊びもしていました。
筒は、当初は広告で作っていましたが、ホームセンターで売られているアルミ製のもの(内径が10mmくらいで900mmの長さのもの)を使ったら、さらに飛距離が増しました。
これも百聞は一見に如かず
動画の方が説得力がありますね。
身体を鍛える遊び
どこ行き

地面に図のような形を書き、真ん中は「休み」
まわりには、その場で出来る指令を書きます。
たとえば、
「水を口に入れてくる」
とか
「石10個」
とか
「電信柱に触ってくる」
などです。
できにくい指令も、あると楽しいです。
たとえば、「おしっこをしてくる」
とか、「見ず知らずの人と握手してくる」などです。
石を投げて入ったマスの指令に従います。
「休み」に入れたら、どこにも行かないで、また1番先に石を投げる権利を得ます。
ヨーイドンで、一斉に指令を果たして戻り、自分の石を拾って並びます。
慌てて石を持たずに並んでしまうこともあります。
水を口に入れてくる指令は結構辛いです。とちゅうでおかしさがこみあげてくる時があり、みんなの所に行く前に噴き出します。
そうするとまた水を口に入れてくることになります。
リンゴの皮むき
一つの遊びに飽きてくると誰かが、違う遊びにしようといいます。
一番勝っている人、たとえば「どこ行き」でトップの人が次の遊びを指定します。
そんな時によく遊んだのが「リンゴの皮むき」でした。
両足を両手で強く抱き、しゃがんだ状態で待ちます。
勝っている人が、両手を合わせて、しゃがんでいる相手の背中を思い切りこすります。
こすれるのは一度だけです。
その時にしりもちをついてしまったら負けです。
がまんできたら、今度は皮をむく側になります。
日焼けした夏の背中には、厳しい遊びでした。
温泉

ケンケンパのような遊びです。
地面にマスを書き、線を踏まないように進んで、できたら石をうしろ向きに投げて、マスの中に落ちたら、そこが「温泉」になります。
この「温泉」プライベート温泉なので、他人は、入れません。
温泉の中は、歩いても、両足で入ってもOK。
こんな温泉もありました。
数字の順番通りに動きます。

思い切り楽しむバカ遊び
タンク
タンクという名前になっていますが、大砲ですね。
ひとりが大砲(タンク)の役になり、ひざに手をつきます。
この時から動いてはいけません。
もちろん声も出せません。
タンクを操作する役の人が、わざと面白い言い回しで、タンク役の人を笑わせます。
「タンクの蓋開けて、、、」
と言いながらお尻の所にあるふたを開けます。
実際にはふたはないので、あるつもりで、、、。
「掃除して、、、。」
大砲の中を掃除する感じでお尻の穴付近を掃除するふりをします。
直接触れてもOK
「たま込めて、、、。」
でっかい弾薬を入れます。
「蓋閉めて、、、。」
ふたを閉めます。
「マッチシュルシュル、、、。」
火を付けます。
「ドカーン」
てのひらで尻を叩きます。
普通の感覚の人だと、「♬掃除して、、、。」の所で、おかしくって耐えられずに動いてしまいます。
中には、クソ真面目なガリ勉君のように、最後までじっとしている奴もいましたが、二度と遊びません。
一緒にバカ笑いをするのが目的なのに、、、。
ルールを順守するだけの遊びのない人は困りものです。
王様ゲーム
階段やブロック塀などでやりました。
7~8人が適当。
ジャンケンで順番を決まます。
一番の人から、王様、女王様、王子、王女、大臣、召使、コック、パン屋、乞食などの役を決めます。
一番下の乞食から、順にのし上がっていく遊びです。
ジャンケンに勝つと、次の役の人に挑戦できます。
どんどん勝って、王様になるのが目的です。
ジャンケンの前には、「おじぎ」をしなくてはいけません。
これをしないと、じゃんけんをする前に、門前払いです。
負けた人はその役を貰い、勝った人が次に挑戦していきます。
お辞儀を忘れさせるように、無理難題や世間話をするのが作戦です。
例えば、
「この前のステーキはうまかったぞ。」
とかなんとか、、、。
子どもたちと遊ぶ時には、カードを作りましたが、昔の子は必要ありませんでした。
下は、カードの例

調整力・巧緻性を高める遊び
片手つなひき
子どもの頃は、縄跳びのなわでやりました。
自分の腰の後ろに回したなわを片手で持って、引き合う遊びです。
動いたら、負けです。
お尻をうしろに突き出して引っ張ったり、急に緩めたりして、相手のバランスを崩します。
つなひき
これは両手で行います。
足が少しでも動いたら負けです。
スタートの合図が、駆け引きになっていて、縄を動かして地面に輪ができたらGO!の合図になります。
ですから、自分のタイミングでない場合は縄を引いて、地面に輪ができないように邪魔をするのがテクニックのひとつです。
引くのは両手でいいのですが、パワーで引き勝つか、急に緩めて勝つか、頭を使いますね。
手押し相撲
30cmくらいの間隔で、向き合って立ちます。
押していいのは、相手の手のひらだけです。
その他の所に触ったら、負けです。
もちろん足が動いたら負け。
相手が押してきた瞬間に、体重をかけるのがコツです。
局部を狙うふりをして、油断させるのもテクニックのひとつでした。
ケンケン相撲
腕組みをし、片足でケンケンしながら体当たりする遊びです。
両足を着いたり、転んだりしたら負けです。
相手が突進してきたときに、サッとかわすのがコツです。
頭を鍛える遊び
紙飛行機
体育館などでは、20秒くらい滑空します。
風が少しある日の広い場所でも、結構長く飛びます。
世界選手権があるくらいの遊びですから、日本にはこの道のチャンピオンがいて、ギネスにも登録されています。
この折り方は、そのギネス記録の折り方だったように記憶しています。
①A4nの紙 ②折る ③角を折る ④2cm残して折る ⑤角を折る ⑥開いて折る ⑦さらに折る ⑧半分に ⑨1cm残して折る ⑩先を折る ⑪こんな感じ ⑫下に折る ⑬こんな感じ ⑭後ろを上に ⑮完成
【室内遊び】
パクパク
折り紙で作って遊びます。
小学校の低学年向き。
開いたところに、面白いことや、くだらないことを書いて、げらげら笑います。
遊び方
「1から8までで何番がいい?」
と聞きます。
いわれた番号の数だけパクパクを動かします。(写真⑨~⑩)
止まったところで、番号があったら、そこに書いてあることを伝えます。
8番なら「へそのごま」
何だかわからないけど一緒に笑います。
① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭
チンチンチカチカゲーム
紙を長くつなげたり、紙テープを使ったりして作ります。
なかなかゴールできないように、長く作るのがポイントです。
進む時のBGMとして「フレンチカンカン」を歌っていました。
♬チンチーンちかちか チンチンちかちか チンチンちかちか ちかちかちかちか
(繰り返す)
おはじき
ガラス製の平べったいおはじきで遊びます。
これも、賭け事です。
何人でもできますが、2~3人が妥当な人数です。
ひとりにつき3個くらい出します。
3人なら9個を順番にある条件を満たしてとっていくルールです。
テーブルの上に9個を置きます。
ジャンケンで勝った順にトライします。
おはじきを指ではじいて、3回当てるともらえます。
でも弾く指は1本だけ。
弾いたおはじきの間に指を通す隙間がないといけません。
おはじきに触ると、交代です。
だから結構な強さで当てないといけません。
雨の日にやる遊びです。
エッチガニ
なぜこの名前なのかわかりません。
作者不詳です。
あおむけになって、足と手で体を持ち上げます。
相手にしりもちをつかせたら勝ちです。
上手く動き回って、相手の手を足で払うのが正攻法。
それを読んで、払ってくる足の反対の足を攻撃すれば簡単にバランスを崩せます。
体重の移動がキモです。
まわり将棋
将棋を使います。
4人までプレイ可能。
「歩」を将棋盤の四隅に置きます。
金を4つ、サイコロのように振るコマに使います。
金と書いてある面の数だけ、進むことができます。
四隅に止まったら、一段階成長します。
金を振った時に、時々、変な状況になることがあります。
重なったら、「くそ」といって、金の表の分だけバックします。
ちょうどバックした時に、角に止まってしまったら、1段階下がります。
ですから「百グソ」が出た時には、2段階も下がります。
将棋盤からこぼれ落ちてしまったものは、「しょんべん」といって、無効になります。
「百しょんべん」は、悔しいですよ。
自分より強いコマに同じ場所に止まられると、「死にます」
一段階内側に入って、休みになります。
復活する方法は、だれかが「黄桜」か「百」を出すか、反対側にちょうど止まるかしかありません。
はじめは「歩」から。
一段階上がると「歩の成り」に、もう一段階上がると「香車」です。
「桂馬」→「銀」→「角行」→「飛車」→「王将」
と、出世していきます。その後も続ける時には、王将の上に「歩」をのせて進みます。
たいていこの頃には、飽きてきますが。
まとめ
ずいぶん遊びを書き連ねましたが、それも言葉では足りない感じがします。
やはり、実際にやっているところや、作っているところを見たいと思います。
子どもの頃にいかに遊んだかが、大人になってからの肥やしになると考えています。
がんばる力、楽しみ方、ギャンブル、人との付き合い方、弱い人への配慮、ルールをつくったり守ったりすることなどなど。
大人になって、一緒にいて魅力的な人は、たいてい滅茶苦茶な遊びをしていたと思います。
かといって、悪いこと(犯罪)はいけませんよ。
「パイラ」とか初めて聞きました…まぁ、これで損得勘定憶えるんでしょうね。
田舎では木の棒を振り回し、野山を駆け巡るぐらいですが?こういった限られた空間でルールの有る遊びってやっぱり都会から原型が来て地方で独特の変化をする事も有るんでしょうね。…その逆も有るのかな?
ストレートな言葉も出てきてますが(笑)ルールや器具などは少し大人の知恵が見え隠れしてますね。
めんこやビー玉、ベーゴマなどで全部自分のものがとられたときの感じって、パチンコで大金をやられた感じとそっくりです。
都会でも、風呂敷を首に巻いてマントのようにして「パーマン」なんていう遊びをしていました。
木の枝を振り回して忍者ごっこや、一斗缶のふたを開いて平らにして、手裏剣なんかを作ったりもしていました。
今の子どもたちは、本当に「遊べている」のか、心配になります。
相手を押し退け、近道ばかり教えられそうですね。今は。
https://youtu.be/wVlHfTB7r5U
美人さんの作る良く飛ぶ紙飛行機〜ww
自分的に去年からの注目株のアナウンサーさんでしたが、これからもっと人気出そうっす。
かわいいよさやっちかわいい
(笑)
確かに光っていますね。
やさしさが表情にあふれています。
話をしたらもっとわかる気もしますが、、、。
ちょっと寄り目なのがいいですね。
固定ファンがついて色んな動画もあがってますね〜
https://youtu.be/vV59UZfgxe0
あ、…なんか有らぬ方向へ…スンマセン