NO BOOK,NO LIFE.4

タバコって本当に有害なの?

タバコを吸う人が文字通り煙たがられ、飲食店や駅、公共の施設などほとんどの場所が禁煙になってきています。
大酒を飲む場所でも、禁煙のところが増え、急に酒が進まなくなります。たばこの害や、このところ大げさに騒ぎ立てすぎるような、禁煙ファシズムなるものについて書かれた本を何冊か紹介します。本来自由に飲んだり吸ったりできるのが大人だというのに、法律で禁止されるのは、納得がいきません。皆さんもご一読ください。

禁煙ファシズムと戦う
小谷野 敦(編)斎藤 貴男(著)
栗原 裕一郎(著)  ベスト新書

 小谷野さんといえば、「もてない男」という本がちくま新書で出ている。これもなかなか面白かった。
 「禁煙ファシズムと戦う」では、WHOが唱えている「受動喫煙」による健康被害の根拠となるデータは、日本の平山という人の矛盾に満ちた論文を参考にしているのだとか。
 間違ったデータをもとに、禁煙を騒ぎ立てるのは何かほかに隠したい事があるのではないか。ヒトゲノムが解析された今、人の寿命や病気になるかならないかは、遺伝子で決定されているのに、日本人の寿命が世界でもトップクラスなのに、、、。

早死にしたくなければ、タバコはやめないほうがいい
    武田 邦彦 竹書房新書

 タバコを吸う人の中で1000人にひとりが肺がんになるし、吸わない人でも同じくらいの割合で肺がんになる。
この40年間でタバコを吸う人の割合は激減したのに、肺がんの死亡率は逆に上がっているってどういうこと?
人種によって肺がんになりやすい人種とそうでない人種がある。禁煙運動は天下りと何か関係があるようだ。などタバコにまつわる興味深い話が統計資料とともに記されていて面白く読めた。

「タバコは百害あって一利なし」のウソ
      武田 良夫 洋泉社新書

「タバコは百害あって一利なし」などと、言い切る人がいますが、たばこの「利」は、たくさんあると説明されています。それはどれも、科学では説明できないような効用で、例えば次のようなものがあると言います。いい効果がたくさんあるんですね。

・リラックス効果・・ほっとする、気分転換、リラックス
・覚醒効果・・・・・集中できる、頭の回転が速くなる
・まぎらわせ効果・・不安がまぎれる、口寂しさがまぎれる
・自己表現効果・・・大人らしいイメージ、センスが表れる
・対人効果・・・・・話をするきっかけ、雰囲気を和らげる

タバコ有害論に異議あり!
 名取 春彦・上杉 正幸 洋泉社新書

タバコは慢性疾患の危険因子の一つかもしれませんが、「健康で長生きするのが、本当に幸せな事なのか」をこの本では我々に問います。
生きる意味を持った生活が健康な生活で、ある人にとっては病気にかかっていないことかもしれないが、別の人にとってはたとえ病気でも毎日を意欲的に生き、生きる意味を持っていると言えるのではないか。
病気や障害を避けようとするだけの生活は、健康な生活とは言えない。何もかも排除すると、ゆとりや生きがいを失うというのです。タバコはたしかに体に良くないかもしれないが、突き詰めて健康ばかりを大切にするのもどうかと、共感させられた本だった。

禁煙バトルロワイヤル
  太田 光・奥仲 哲弥 集英社新書

ヘビースモーカーの「爆笑問題」の太田光と最強の禁煙医師である奥仲哲弥によるタバコについての激論。あなたはどちらにつきますか?

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