十人十色ならぬ八人八色?

子どもは、育て方で性格が決まる

「三つ子の魂百まで」
と言われますが、昔の人は経験から導き出したのでしょう。この格言は当たっています。
大きくなってどんなに修正しようと思っても、なかなか出来るものではありません。できたとしても、相当の努力や克己が必要でしょう。

何人かの子どもを育ててきたり、仕事がら何百人もの子どもたちを見てきたりした中で、思ったことや、実際に成功したことなどを話したいと思います。

甘やかされた子どもは、弱虫になる

「年寄りっ子は三文安」とか「年寄りの子は寒がる」
などといって、ばあちゃんじいちゃんに育てられた子や、年をとってからできて可愛がられ、過保護にされた子どもは、わがままになったり、弱くなったりするということですが、本当にそうなんです。

学校の体育で学習する鉄棒遊び(低学年では鉄棒運動とは言わず鉄棒遊びといいます)でも、鉄棒にぶら下がるだけで、手が痛いと訴えてくるのは、たいてい甘やかされた子でした。
小さいうちはぶら下がるだけでも結構楽しく、足を絡めれば二人でじゃんけんして遊ぶこともできますが、それさえも楽しめない子がいました。
太っている子でもできることですから、我慢する力が出ないのでしょう。

それに腹筋や背筋の力も弱く、小学校に上がる前に、歩く、走る、のぼる、つかむ、跳ねるなどの基本的な動きをじゅうぶんに経験しないと、鉄棒は、楽しめません。
このような子は、甘やかされた子以外に、大切にされ過ぎた長男・長女にもいますが。
長男長女は、かわいそうだと思いすぎないで、多くの体験をさせることが必要でしょう。

運動面だけでなく、学習の場面でも同様に、うまくいかないと、がんばれません。
生活面でも、友だちとの関係がぎくしゃくして、嫌われたり、孤立してしまったりする傾向があります。
小さいころ、何でも思い通りになっていたら、そうなるのは当然で、本人のせいではないとは思いますが、ちょっと気の毒です。

一番初めの子は、大切にされますから、ケガしないように、転ばないように配慮されて育てられます。わたしの一番上の娘も、そうでした。あまり外で遊ばせず、いつも周りの大人が見守っていました。
本人の好き嫌いもあるでしょうが、運動が好きではありませんでした。

話しかけを多くすると、言葉を早く覚える

運動するかわりに、読み聞かせをたくさんしました。
生まれる前から、おなかに話しかけていたおかげか、言葉が早かったし、読み聞かせした絵本の長いストーリーを暗唱するまでになりました。
「ぼく、とりをかっていい?」という、外国の絵本でしたが、大人でも覚えられないような長さの絵本でした。親ならだれでも思うことですが、
「この娘、天才?」
と思ったものでした。
小学校に上がっても、勉強はよくできたらしく、特に作文が得意だったようです。
「二十歳過ぎればただの人」
なんていいますから、今はそれほど才能を発揮していないかもしれませんが、そのうちに童話作家かなんかになったらいいのになあと思います。
子どもの学習能力を伸ばすには、小さいうちからの「よみきかせ」が最も有効です。

ただし、普段からの、声かけも重要です。理解できないと思っていても、普通に話しかけるのがよいと思います。

厳しく育てると、リーダーシップが育つ

厳しく育てるといっても、がんじがらめにするのではなくて、いけないことをしたら、きちんと叱るという厳しさです。
もちろん、厳しいだけでは、子どもにそっぽを向かれてしまいますから、優しさと思いやりを伴ってですが。

どんな場面でも、自分はどうすべきかを考えるのは、大人でも難しかったりしますが、わたしの二番目の娘は、それができる子でした。だから、上のお姉ちゃんよりもみんなに慕われて、頼りにされていたようでした。

わたしがあまりにも厳しくしたのは、この子が自分ににていたからで、娘の嫌なところを矯めるために、厳しくしました。

大人になってから話を聞くと、わたしに嫌われていたからじゃないかと思っていたようでした。この娘は、部活でもリーダーシップを発揮しました。みんなから頼りにされて、部長の重責を全うしたようでした。

お姫様扱いすると、お姫様になる

4番目の娘は、お姫様のように育てました。
姉妹の中ではただ一人、髪を長くしていました。

子どもたちの中では特別待遇で、いつでもいい席、いつでも選ぶのは最初にしていました。誰かの誕生日でも、好きなケーキを選ぶのはこの子が先でした。なぜそうしたかというと、たくさんの姉妹の中で末っ子だった頃からちょっと変な行動が見られたからです。

てっきり、障がいを持っていると勘違いして、かわいくおもえてしまったことと、自分と顔が似ていて、不憫に思ってしまったことからでしょう。

この子に障がいは、ありませんでした。この娘は、器用な子で、教えるとすぐにできてしまいました。だから、男の子が好きな大工仕事や、サッカー、鉄棒、縄跳びを教えました。兄弟姉妹の中でも、電動ドライバーの使い方は一番上手でした。教えるとすぐにできてしまうので、欠点もありました。できない子への思いやりにかけることです。
今は、一人前のお姉さんになりましたが、周りの人にお姫様風を吹かせているのではないかと、ちょっと心配です。

ほめると、勉強するようになる

5番目の娘は、たくさんのお姉ちゃんたちの様子をしっかり観察する子でした。長いこと末っ子だったので、みんなにかわいがられて育ちました。

言葉や文字に関しても興味があり、すぐに覚えました。ほめるとどんどん勉強する子になっていきました。姉妹の中では最も努力し、学校も無事卒業しました。

まだまだ若いので、これから努力次第では、どんな夢でもかなうと思います。無理だろうと思うことも、きっと実現できると思います。
ただ、男になりたい(性転換)というのはちょっと悩みますが、本人がどうしてもというなら認めるほかはないかなと思いますが、複雑ですな。

この子も欠点があって、自分の部屋の整頓ができません。上の子たちは、家が狭かったこともあって、わたしが一緒に整理整頓のノウハウを教えましたがこの娘には教えていませんでした。

子育てに王道なし

こうすればこういう子になると書いてきましたが、子どもは親が思ったようには、なかなかならないものです。
手をかけ、声をかけて、じっくり見守ってあげるのがいちばんだと思います。

自分の思い通りの人生を歩んでいけばよいので、決して親の思う通りのレールを走らせようと思わないでください。

あなたがもし医師でも、子どもにもその仕事をやらせようと無理強いしないでください。

あなたのうちがもし、農家でも、子どもに農業を継げと言わないでください。

封建時代ではないので、自分の道をじぶんでえらばせ、好きなところに住まわせてあげてください。

子どもと一緒にいられる時間は人生のほんの一部です。
それは、子育ての時期ですから、10年ちょっとを大切に、毎日を明るく、有意義に、時にはだらだらと、子どもといられる時間を味わってほしいと思います。

Follow me!

コメントを残す

前の記事

100万円で泥沼に

次の記事

ヤフオクに夢中