教養の遺伝について【知識や教養が伝えられたらどんなに素敵なことでしょう】

小さいころからお調子者で、まるで考えがなかった私は、教養のかけらもなかった。
二十歳になっても、ほとんど世の中のことを知らなかったし、本もほとんど読まなかった

読まなかったというよりも読めなかったといった方が正しい
同じように新聞も読めなかった。
みんなと同じように、テレビのバカ番組を見て大笑いし、少年誌を読んでいた。
もう少年ではないのに、、、。

やっとのことで、大学に入れてもらったが、周りも大して自分と違いがなかったのでほっとした。
考えていることは美味しいものを食べて、異性にもてて、単位をとること。

自分はそんな生活が嫌だったので、閉じこもることにした。
もちろん付き合いは大切なので、その時間は一緒にいて楽しんだけれども、、、。

自分ひとりの時間は、勉強をした
勉強といっても単位をとるためのものではなくて、すぐに答えや結果が出てこない勉強。
つまり「教養」を身に着けるということ。

行き帰りの電車やバスの中では、本を読んだ。
二日に一冊くらいのペースで読み漁った。
だから学校の成績は悲惨なもの。
ろくに授業に出ないで、試験だけ受けるのだから、優・良・可・不可の4段階の成績結果のうちに一番多いのは不可。
不可だと単位をもらうことができないので、また次の年に聴講することになる。

可をもらえれば一応単位にはなるので良いけれども、自分は単位をとるために大学に行っているわけではないのでそれでよかった。

卒業までには132単位必要だったかな?
一年にすると40単位くらい。
ひとつの授業で一年間で4単位獲得できるので、10個の授業をクリアすればよろしいことになる。
一コマの授業の時間は90分。
一週間に900分の授業を受ければいいからこれはちょうど小学1年生の授業時間と同じくらいかな。

内容もものすごく簡単で、1年生から2年生までは一般教養というコマをいくつかとらなければいけないルール。
担当の教官も、自分の研究をしたいのにノルマがあって一般教養の授業を1年に何回かやらなければいけないから手抜きもいい所。
内容は高校生でもわかるようなものでしたね。

私はこの時間はもっぱら図書館に行って自習でした。
大学なのに出席をとるようなことがあって、そんな授業はこっちから願い下げ。
試験に通れば話を聞いていなくても、いいんじゃないかと思うんだけど。

毎日毎日本を読み、図書館では美術全集や昔の小説なんかを探して読み漁りました。
当時はまだ図書館の中にバッグを持ち込めたので、読みたい本のリストをつくったり、なかなか入れない倉庫の中に入らせてもらって、明治時代の小説の初版本なんかを眺めたり、和綴じの本を見たりしました。

楽譜は音楽研究室の中の資料室で借りて、生協でコピー。
音源は生協でカセットテープをたくさん買い込んで、資料室のレコードから録音した。

ケッヘル番号だのBWV番号だの

音楽もちょっと聴いたらモーツァルトの管弦楽曲、ケッヘル何番というのをすぐにわかるようにしたかった
それは教養ではなくひけらかしだということは後になって分かったけど。
音楽はただ楽しめばいい。
小説もただ自分が読んで面白ければいい。
高尚だの低俗だのということ自体が間違っているんだと気づいたのもずっと後になってからの事。

ケッヘル番号 – Wikipedia

趣味の遺伝

私のおじいさまは、明治生まれの大卒で、今でいうと大学院を出たよりもすごいでしょうね。
外国の大学をいくつか出たくらいかな?
大学を出ること自体が珍しく、本当に余裕のある人たちだけの世界だったから、、、。

おじいさまは書にも秀でていて、音楽も嗜んだらしい。
若くして王子製紙かどこかの工場長になっていて、裕福な暮らしをしていたと聞いた。
工場内の落下事故によって亡くなったらしい。

骨董が好きで、趣味人だった。
自分の中にもそんな血が流れていると思うとうれしいですが、、、。
もちろん到底及ばないでしょうけど。

残念ながら一度もあったことがないし、はなしもしたことがありません、
どんな人だったかを聞いたのは40歳の時。
私の父親が亡くなった時です。

教養はその人一代限りのものですが、趣味や嗜好の傾向は似ているのではないかと思います。
漱石先生の講演に「趣味の遺伝」というのがありますが、趣味は遺伝するのかもしれませんね。

過去ブログもあります。

骨董品に惹かれるのは遺伝か?

 教養を伝えたい

私の子どもたちに、本を読む機会はたくさんありました。
本棚にたくさんの本が並べられていたから。

でも、貸してほしいとか読みたいとかいう話は一度も聞きませんでした。
これは非常に残念なことですが、人によって好みが違うから仕方がないと思いますね。

これからも私は勉強をします。
役に立たないかもしれないことでも、知っておきたいから。

いろいろな分野の事。
例えば職人さんしか知らないような道具の使い方。
スノーモービルの運転。
除雪機の使い方。
重機の操縦方法など、興味のあることはいっぱいあります。
電気の事ももう少し知りたい。
慾張りですね。

フェンシングの3つの種目

エペ・フルーレ・サーブルの3つの種目を知っていたのが今の奥さんと仲良くなるきっかけになりました。

それを百科事典で読んでいたのは小学生~中学生の頃でしたが、どこで役に立つか分かりませんね。

フェンシング「フルーレ」と「エペ」「サーブル」の違いは? | 1分で読める!! [ 違いは? ] (lowch.com)

トランジスタの基本?

コレクタ・エミッタ・ベースも同様です。
普段の生活では役に立ちません。

面白いサイトを発見!
はじめは理解できましたが、後半はチンプンカンプンでした。

電子工作のためのトランジスタ入門(半導体入門) (dti.ne.jp)

有機化学 ベンゼン環

オルト・メタ・パラも然り。
これは専門の人しか使いません。
防虫剤で、昔パラジクロロベンゼンなんていう薬を使っていたと思いますが、パラはこのパラで、ベンゼン環のどの部分に二つの塩素がくっついているか、どの角度で結合してるかを示すもの。
これは商品としては、パラゾールと呼ばれていたものがあるそうです。

パラジクロロベンゼン – Wikipedia
こんなことを知っていても日常生活では使えません。
それがまたいいですね。

モハ・クモハ・キハ

これも役に立たない常識。
鉄道関係者や鉄道ファンなら常識だが、一般人はほぼ関係ないからね。

キハにクモハ?電車の表面に書かれている謎のカタカナの意味とは – ライブドアニュース (livedoor.com)

令義解(りょうのぎげ)

令義解は、平安時代の法律の解説書。
清原夏野が中心に編纂した。
夏野はこの人からとった名前。
長男は、直本(なおもと)にすればよかったのか?

子どもにはぜひ読んでほしい本を紹介したいと思っています。
これは次回のブログにて。

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