山登りのススメ【初心者のための4か条】

世の中には登山が好きな人が結構いるようです。
日本百名山を全て踏破したような健脚もいらっしゃると思います。
わたしは、もともと登山が好きではありませんでした。
「お年寄りでも登れるような登山はスポーツではなく、ただの観光じゃないの?」
と思っていたほどです。
今まで登った経験は、両手に余るほどすくないので、偉そうなことは言えません。
でも、自分の体験をいくつか話す事はできますので、失敗を生かして、自分なりに考えた初心者の心得4か条をお伝えしたいと思います。
その1 靴は、しっかりとしたもので登るべし。
富士山も、一度だけチャレンジしました。2010年のことです。
「道がちゃんと整備されているのだから、そんなに大変じゃないはず。」
と思って、登山靴でもトレッキングシューズでもない、トレイルラン用のシューズを履いての挑戦です。
5合目からですから、それほどの、長さではありませんでした。
ただ、足は動くものの、空気が薄いせいなのか、気持ち悪くなって大変でした。
頂上についても、食欲はなく、水分だけがおいしく感じました。
下りは、須走の方におりました。
ここでまた、苦労しました。
砂利ばかりの道なので、靴の中に小石が入って、歩きにくいことこの上なし。
なぜ、登山靴が必要か、なぜ、はいハイカットなのかがわかりました。
結局無事に下りられたものの、トレランシューズはボロボロでおしゃかになりました。
いい教訓です。
靴は、しっかりとしたもので登るべし

その2 装備は、軽いものを選ぶべし。
わたしは、心配性なので、ついつい荷物が多くなる傾向があります。
2011年に白馬岳に行ったときは、テント携行の旅でした。
電車でいったので、リュックの紐が肩に食い込んで、痛かった記憶があります。
リュックの中の道具は、
・二人用テント(山用だけど安いから重い)
・ガソリンバーナー(オプティマスの8R.これも重い)
・燃料(ガソリン1リットル)
・コッヘルのセット(余計なものもあって重い)
・カトラリー(スプーンとフォーク)
・寝袋(二人分)
・テントマット(丸まるスポンジみたいなの)
・着替え一式(これが結構かさばる)
・タオル、バスタオル(バスタオルは余計でした)
・食料(バナナ、オレンジ、ラーメン、粉末スープ、缶詰など)
・カメラ(一眼レフ。これも重い)
・ストック
・水筒(カモノハシのやつ2つ)
・いろはす(途中で購入)
・ビール(途中で購入)
もう気が遠くなる量と重さです。
歩いていると、靴のクッションがへこむ感じがします。
ルートは、
23:50 西国分寺着
00:19 立川着
05:40 白馬着
06:30 白馬発(猿倉行のバス)
07:00 猿倉着 空腹だったので、猿倉荘でおにぎりを注文
07:00 猿倉発 登山開始
途中に白馬の大雪渓。
素晴らしい、真夏なのに雪が大量に残っていた。
※ここで周りの登山者がおもむろにリュックを開け始め、何かを出しはじめた。
それはなんと、アイゼン。
焦ったけど我々は持っていないので、アイゼンなしで進むことに。
何とか、滑落せずに通れました。
途中のおやつは、オレンジ、バナナ、クラッカー、グレープフルーツ、あめ、干しウメ
重くても食べれば軽くなるので、これは持ってきて良かったと思いました。
14:00 頂上に到着

ホッと一息。
ビールと鴨うどんを注文しました。
缶ビールは1本800円もしますが、たまらない美味さだからまあいいか。
うどんが900円だから、ビールはかなり高い。
テント場利用料が一人500円なり。
他のテントでは、仲間と語らう人あり、読書して過ごす人あり、それぞれいい時間を過ごしていました。
自分たちはちょっと休憩して、夕食に備えます。
夕食は、ラーメンを二人で3食作って食べました。そのほかにビールと、持ってきた焼鳥缶と、サンマのかば焼き缶で、晩酌はおしまい。就寝前は、温かいスープで体を温めて、ぐっすりです。
06:00 起床 朝食は、豚汁です。レトルトだけどね。
06:30 出発(ちょっとだけ荷が軽くなって、うれしい)
07:30 杓子岳
08:40 白馬槍ヶ岳(山頂にはいきませんでした)
11:30 白馬槍温泉(熱かったけどいい湯だった。)
12:00 温泉出発
15:40 猿倉到着
16:25 白馬駅発(鈍行で帰りました)
かかった費用は以下の通り(二人分)
青春18きっぷ ・・・11500円
指定席 ・・・・・・・1020円
ストック・・・・・・ 2000円
食費・・・・・・・・ 4382円
バス代・・・・・・・ 1860円
おにぎり・・・・・・ 400円
ビール・・・・・・・ 3300円
鴨うどん・・・・・・ 1800円
テント場・・・・・・ 1000円
水・・・・・・・・・ 500円
うどん・・・・・・・ 1200円
計・・・・・・・・・28962円
荷物は軽いほうがいいし、食費もおさえるには、材料を持って行って作ったほうがいいですね。
教訓、荷はできるだけ軽くすべし。
その3 重くても水は多めに用意すべし

南アルプスを縦走した時も、荷物の重さに辟易しました。
でも、それよりも水が足りなくなったので、へとへとになりました。
天候が晴れ続きだったこともあり、山小屋には、雨水が全くありませんでした。
しかたがないので、飲用の水を食事に使ってしまったので、その翌日が大変でした。
途中で、湧き水が何か所かありましたが、その時はあとのことをあまり考えず、たくさん汲まずにペットボトルと水筒だけにしてしまったのが、失敗でした。
帰りの下山ルートには湧き水はなく、何時間も延々と下りの道を歩きました。
葉っぱについている水の雫も飲みたいほどでしたね。
だから、クルマのところまでたどり着いた時には、リュックも置かずに、自動販売機で飲み物を買って、立て続けに3本くらい飲みました。
教訓です。たとえ、少しくらい重くても、水だけは多めに準備、携行すべし。
その4 プラスアルファの物を携行すべし

山に登って下りるのに、必要なものを持っていくのはもちろんですが、そのほかにプラスアルファ―の楽しみを持っていくと、元気が出るし、楽しみも増えます。
以前、山に登ったときに、途中で日の良く当たる広い場所につきました。
そこで、なんとメロンを一個丸ごと持ってきて、半分にして、老夫婦がスプーンで食べているのを目撃しました。
のどがかわいているなかで、その光景を見たものだから、しばらく唖然として、見とれていたのだと思います。
うらやましいとはこういうことを指すのだと思いました。
それ以来、多少荷物にはなりますが、果物を持っていくことにしました。メロンはさすがにかさばるので、グレープフルーツやオレンジにしました。果物に含まれているクエン酸が、元気をくれました。
他にも、テントに飾りをつけるとか、素敵な明かりをテントの中に置くとか、楽器を持っていくとか、自分たちなりに楽しめる something else を持っていくのがよいと思います。
自分だったら、次はパイプタバコか葉巻ですね。プラスアルファ―の力が働くこと間違いなしです。
もちろん、ウイスキーなんかもいいですね。
紅茶に砂糖を加えて、ウイスキーをたらせば、また格別。
下の登山靴は、憧れているモデルです。色もいいし、きっと真冬でもあったかくて、使い勝手がいいんだろうなあと思います。でも、ネックは値段ですね。靴に10万円はつぎ込めません。
リュックや道具はボロでも、ぜったい登山靴と雨具はいい物を使うべきです。
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山で食べる物ってなんであんなに格別なんでしょうか?…カップラーメンですら至高に感じます。…手作りのオニギリまで究極のメニューに思えてしまう。
やっぱり環境や雰囲気も重要なんでしょうね…当然、人も。
…自分が仮に飲食店のオーナーに成ったら…不思議な異次元空間を演出したいのも有るし、自然豊かな景色を損なわない中で格別な物を提供したいし…
気持ちって重要ですね。
山登り…そこに行けば、どんな事も叶うのですかね…
たしかに、山で食べるものは、おにぎりでも最高の味になりますね。
疲れているし、塩分が美味いです。
「空腹にまずいものなし」といいますが、われわれは、ちょっと食べ過ぎているのではないかと思います。
そうですね…モノにも溢れていて。
廃墟される食品もハンパ無いと聞きます。
それにしてもメロン丸ごと…なんだかカッコいい(笑)
あ、廃墟じゃないや廃棄だ…
最近(いや、わりと結構前からか…)廃墟動画も観るようになってしまって…
昔のモノがゴロゴロ出て来てノスタルジーを感じてしまってます…
https://youtu.be/zwviVyQFuas