クルマ道楽 その1【若いうちは大変なボロ車に乗りましょう】


初めて手に入れた車はミニだった。
ミニメイフェアというモデルで、色はコバルトブルー。
東京のミニの老舗ミニ丸山で新車を注文した。
ドレスアップをするお金もないので注文の時にメッキバンパーとセンターマフラーを追加した。
クーラーもなしで、排気量は1000㏄。
遅くて暑くて寒かった。
けど楽しかった。
5年間乗って、売ってしまったけど、なぜ手放してしまったかがわからない。
10年後位にミニクーパー1300を中古で手に入れた。
この車は速くて涼しくて快適だったなあ。
それも手放した後、BMWミニを手に入れた。
クラシックなミニと違って現代の車だった。
ミニワンだったけど結構速かった。
黄色いボディでかわいかった。
ああなぜ手放してしまったんだろう。


VWビートル タイプ1
最初のミニを手放してしまって、二人乗りの車を買ったので家族で出かけられないから近所の中古車屋でVWビートルを買った。
お医者さんが乗っていたというその車はピカピカだった。
この写真のような色だったが自分のは1974年式のVW1303Sというモデルで、1600㏄。
パワーもありブレーキもしっかり効いたが、ライトが暗かった。
妹に貸したら、どぶに落ちてバンパーが曲がってしまった。
つい何年か前まで所有していたが、訳あって手放した。
この車で奥さんとキャンプと登山をしたが、帰り道でタイヤがバーストし危ない目にあった。
古い車は注意しないとね。
クルマは故障する?

MGB/MG MIDGET/MGF
VWビートルに乗っていた頃、スーパーセブンのにせものみたいなのも買った。
ウエストフィールドセブンというやつ。
気に入らなくてすぐに手放して、欲しかった車を買った。
その車がMGB。
ミニを買う前に悩んだ車だ。
独身なのにドアがたくさんあり、人がたくさん乗れるクルマなんてかっこ悪いよね。
だからオープンのツーシーターが欲しかったんだ。
手に入れたMGBはやっぱりお医者さんの持ち物で、程度がよかった。
まだ5~6年しかたっていないピカピカの一台だった。
排気量は1800㏄だが、キャブレターがシングルで、重すぎるバンパーがついているのでのろのろ走った。
故障はしなかったがヒーターバルブが壊れて乗らなくなり、レストアしようとバラバラにしたが、失敗した。
我が家にはフロントガラスとホロ骨が残っている。

MG Midget1500も持っていた。
MGB(マルーン=ワインレッド)とMidget1500(ブルー)とMGF(ブリティッシュグリーン)の3台が自宅のガレージと敷地の中にあった。
ミジェットはしばらく通勤に使っていたこともあって、前出のセブンも通勤に使っていたが、いい時代でした。
MGBよりも軽いので走りも軽快。
コーナーを気持ちよく曲がるあの感じは最高。
あまり速度が出ないので、安全でもあります。
MGがとなえていたSAFETY FASTだね。
遅くても楽しめる。
ミジェットに乗ってスーパーに買い物に行くと、よく年配の人に声をかけられた。
何㏄かとかどのくらい前の車なのかとか。
軽自動車を新車で買おうと思ったら、英国のオープンカー2台以上は買えるのに、きっとあの人は一生乗ることがないんだろうなあと思う。
もちろん、修理代や車検代はたっぷりかかるけど、その費用に余りある喜び。
今、クルマが欲しいけど無理だと思っているあなたへ
あなたはそのクルマを手に入れることができます。
ある程度の収入があれば、なおさらです。
食費を削り、飲み代を使わず、絶対買うという強い意志があれば、よほどのすごい車でない限り、手に入ります。私がそうです。
今、自分には収入がほとんどありませんが、将来はBRITISH SPORTSCAR MUSEUM(英国スポーツカー博物館)を建てようと思っています。
場所はほぼ決めています。そこでMGやTRIMPH、LOTUS、JAGUARなどのスポーツカーを集めて展示し、希望する人には実際にレンタルして、英国車の良さを楽しんでもらえるようなミュージアムです。できたら、広告を出して皆さんにきてもらいたいです。
続きもあります。
“クルマ道楽 その1【若いうちは大変なボロ車に乗りましょう】” に対して1件のコメントがあります。