読みたい本(教育・子育て)

子育てに王道なし?

教育熱心な家の子でも、残念ながら失敗したんだろうなあと思えるような子はいます。

何も教育に関して考えていないような家の子でも、「この子は、どんな育てられ方をしたんだろう。」と思える様な素晴らしい子どももたくさん見てきました。

何十年か、教育に携わってきて、子育てには正解も不正解もないと思います。
ただ、親たちが「子どものため」と思ってしている事は、実際は自分のためであることが多いと感じます。例えば

・ピアノを幼児のうちから始めさせる
・幼児のうちから英語の映像や教材に触れさせる
・水泳やサッカー、野球などのスポーツを習わせる


など、一つ一つをとるとどれも素晴らしいように見えますが、まだ自分の考えや意思をしっかり持てない幼い子に無理強いをしているような気がしてなりません。

英語は、日本語をしっかり身につけてから始めても十分です。外国に暮らせば、その国の言葉を話せるようになるに決まっています。

スポーツも体に良いかもしれませんが、その競技だけになってしまうのが恐ろしく感じます。野球を習っていて走・攻・守飛び切り上手な子でも、泳がせるとだめだったり、スキーは素晴らしくじょうずだけれども、球技が全く苦手なんていう例もあります。

小学生くらいまでは競技を絞らずに、いろいろな動きを経験させるのが良いのです。自由に遊んで、体を動かして、動かす楽しさや汗をかく気持ちよさを味わわせるべきだと思います。今では難しいかもしれませんが、野山で駆け回るなんていうのが理想ではないかと思います。

勉強も同じように、子どもが自分で勉強したくなったらするようになります。みんながみんな大学や大学院に行くわけでもないし、世の中にはもっと職業がたくさんあり、それをわれわれ大人も子どもも知らないので、とりあえず学歴ということになるんでしょう。

みんなが大学卒だったら、かえって中学から職人として修業をした方が珍しく、貴重ではありませんか?

戦後すぐベビーブームだった頃に生まれた人たちはほとんどが中学を出たら働くというのが普通でした。学校に行くのには学費だけでなくその人の生活費もかかりますからね。だからその時代に大学を出た人たちは、特別で出世も早かっただろうし、給料も良かったでしょう。

中学しか出なかった親たちが自分たちのできなかったことや、悔しい思いをしたことなどを自分の子供に託して、「大学を出なければだめだ」という間違った考えで子供に勉強を強いていたんです。

・子どものために、本当に必要な事は何か。
・子どものために、つけさせたい力はどんな力か。
・子どものために、親はどんな事をするべきか、どんなことを慎むべきか


を考えていきたいと思います。

これだけは読んでおきたい

子育てや教育に関する本はたくさん出ていますが、どれにも正解は載っていません。マニュアルはないのです。
それでもどうしてもヒントが欲しいという方のために、ためになりそうな本を4冊紹介します。
どれもPHP文庫で、現在も本屋さんで探せると思います。

けんかを忘れた子どもたち 平井信義

平井信義さんは、教育の研究者で医学博士でもあります。
「ほんとうのよい子」とはどんな子なのかを問い、自発性とおもいやりを重視した教育について書かれている本ばかりです。親はどのような態度で子どもに接していけばよいのか「無言の行」なる物を提案しています。

思いやりある子の育て方 平井信義

平井信義さんによれば、子どもは親を映す鏡。思いやりのある子どもの親は、やはり思いやりに満ちているのではないか?
どうしたら理想的な性質を持つ子供に育てられるのか、我々も考えさせられる一冊です。

子どもを伸ばす親ダメにする親 平井信義

子どもを伸ばすためのススメがたくさん書かれています。その中には
野ションのススメ エッチのススメ 探検のススメ
ケガのススメ 冒険のススメ 不真面目のススメ けんかのススメ

など、親ならこんなことを進めていいのかしら?という項目もありますが、すべては子どもたちの適応能力や自発性などを育てるためのススメです。

人生の悲劇は「よい子」に始まる 加藤諦三

加藤諦三さんは、ラジオの人生相談にも出演されていますが、見せかけの「よい子」の問題を投げかけています。
未熟な親に育てられると、どんなことになるのか筆者自身が自分の体験をもとに、その恐ろしさについて書かれています。
自分もいわゆる「よい子」を演じた来たことがあり自分のための自分に気が付いた時には、嬉しさがこみあげてきた経験があります。
自分が小さいころ「よい子」だった人、「よい子」のお父さんお母さんは是非一読を。

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