目がつぶれるほど本が読みたい【今、ある本を探しています、島田清次郎の「大地」】

「目がつぶれるほど本が読みたい」という書き込みを見て、文庫の創刊を決めたという話を聞いたことがあります。

たとえ本をいくら読んでも、目がつぶれるようなことはないでしょうが、続きが読みたくて夜更かしをしてしまうという経験は誰でもありますね。

読書なんて所詮は暇つぶし、趣味、娯楽なんですから純文学が最高峰でSF小説なんて価値が低いなんて考えるのは間違いです。

漫画でもなんでも、自分にヒントや勇気をくれたり、楽しみや驚きを与えてくれたりしたらそれでいいと思います。

美味しいコーヒーを飲みながら、ゆったりと読みましょう。
うまいタバコをくわえながら、のんびりと読みましょう。

今だから読みたい 小説

おすすめの小説をいくつか紹介したいと思います。
本は普段から読みつけていないと、読み進めるのが大変ですが、慣れてくるとずんずん進みます。時間を忘れるほど没頭できるような本を紹介します。

★は読みにくさを表しています。★が多いほど手ごわい作品という目安です。読むのが苦手という方は★の少ないものから始めてはいかがでしょうか。

冬の旅 立原正秋 ★★

新潮文庫 559ページ 昔の新聞小説だったらしい。文章はやさしく読みやすい。文庫は廃版かも。
主人公の行助少年は、誤って義理の兄を刺して少年院へ送られる。そこでの生活を中心に繰り広げられる主人公や友人との交流。行助という人間にひかれてしまうこと請け合い。

父からの手紙 小杉健治 ★

光文社文庫 428ページ
主人公の父親は、ある日突然失踪する。手紙が誕生日ごとに届き、毎月の養育費も支払われている。主人公の麻美子は父親を捜し始めるが、、、。ミステリー性もあり、最後にはホッとする作品。

破戒 島崎藤村 ★★★★★

被差別部落出身の主人公が、だんだんに自分の身に迫ってくる恐怖と戦うシーンが読みどころ。現在ではそれほど問題にされないが、当時は、自分が部落の出身だという事を人に知られるという事は、人として生きていけない事を意味した。
LGBTも同様に当時は、大変生きにくい時代だったであろう。

しろばんば 井上靖 ★★★

新潮文庫 514ページ
井上靖の自伝的小説3部作の一つ。きちんと真面目に品よく書かれた作品だと感じる。細やかさと暖かさが登場人物の行動や言葉にあらわれていて、まさにこころあたたまる小説。
この世に生をうけてよかった、生きていて素晴らしいと実感できた作品です。

夏草冬濤 井上靖 ★★★

新潮文庫 743ページ
幼少年期の自伝的小説「しろばんば」の続編で、主人公の洪作の中学時代の話です。

北の海 井上靖 ★★★

新潮文庫 675ページ
「しろばんば」「夏草冬濤」を読めばぜったいに続きが読みたくなります。その続きが「北の海」です。個人的には「しろばんば」が一番良かった気がしますが、読んでみてください。

本格小説(上・下)水村美苗 ★★

新潮文庫 上605ページ 下413ページ
この小説も自伝的な物なのだろうか、上下で1000ページを超えるがさらりと読めます。
この作者は「続・明暗」という小説も上梓していて、漱石の書き方、漱石の文法を研究してあり、非常によく書かれています。「明暗」は、続きが読みたいもんね。

ナミヤ雑貨店の奇跡 東野圭吾 ★

角川文庫 413ページ
これは映画にもなった作品。あっという間に読めます。後味も良いと思います。

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